うならぼ

申し訳程度のアフィリエイトとか広告とか解析とかは/aboutを参照

新しい人と新しい風

技術的な話ばかり書いてきたここに、こんなふんわりした話を書くものか少し迷ったけれど。

今の会社に入って少し時間がたって振り返ってみると、わたしがこの会社に入ったことで、色々と新しい風を吹き込めたんじゃないかという気がしている。

もちろんそれは別にわたしに限った話ではない。誰しもが多少なりとも他人と違う色を持っていて、ある集団にそれを加えることで色はまじりあい、あるいは単純な「混色」では説明できないような化学変化を引き起こしたりもする。めちゃくちゃ抽象化して言えば、任意の変更は何らかの影響を生むもの、でいいとも思うが。

そんななかでも、人並みというよりはもうちょっと、大きな影響を与えたというか、ちょっと新しい風を吹きこんだんじゃないかなという気がしている。自分が入る前のことは伝聞や各種資料でしか知らないから、具体的に比較をするのは難しい(といってサボる)けども、なんとなく、色々変わった気がするのだ。

そう思うと、わたしがここに来た甲斐がいくらかあったのかなと、ぼんやり思うのだ。

……なーんて甘い妄想に一瞬ふけった、というのは前段。

実際には、会社や同僚たちに対するその影響はマイナス面の方が大きかった、なんてことはないだろうか。さすがに、「任意の変化には何らかの価値がある」とするならマイナスしかなかった、とはならないと信じつつ。

自然と広まったのなら受け入れられていたのだからいいじゃないか、と言えれば簡単だけど、実際には色んなパワーバランスによって、じわじわと、そうなりやすかったとかもあるはずで。たとえば、なんだかんだよく喋っていたように思うので、それによって目立つことでどうのこうのとか、あるいはよく喋る人が他にいると控えめになるとか、そういう自然に起きている現象のたぐい。そもそも人と人の相性みたいなものは、そこにいるだけで影響があったりするので、今更なにをというのはそうなのだけど。そういう、無意識に発生しているであろうバイアスも、気にはなってしまう。

それでもやっぱり、新しい風を取り込むのはきっと大事なことなんだろうなーという。楽しいことが待ってるかもしれないし。たぶん、きっと。

最後に前段の話に戻しておくと、わたしが吹きこんだ風なんて微々たるもので、別になにも変わっちゃいないのかもしれない。まあもしお前のせいでまったくもう、と思っている関係者がいたら、もうしわけねえ。フィードバックしてくれてもいいのよ。